2022/07/26
宇都宮市の現状とMOVE NEXT UTSUNOMIYAが目指す将来
■宇都宮市における総人口・年齢別人口の推移
本市の人口は平成30年(2018年)頃にピークを迎え、人口減少に転じると推計値からわかっています。人口が減少すると市内の消費が停滞し、地域サービスや企業活動が衰退してしまいます。人口が減っていく中でも消費を維持する仕組み作りが求められます。
さらに、高齢者の割合は高まる一方、子どもや働き手となる世代の割合は低下しています。生産人口の減少を抑えながら、お年寄りが自立した生活が送れる社会を作り、全ての世代が安心して暮らせるまちにしなければなりません。
■公共交通利用者が減少する現状
市民の交通手段は自動車への依存が高く、鉄道・バスなどの公共交通利用者の減少が顕著になっています。車に頼った状態が進みすぎると、車を運転できない市民の移動(通学、買い物、通院など)が制限されて日常生活が不便になってしまい、暮らしにくいまちになっていきます。
高齢化と自動車依存が進む中、免許返納者の割合も高くなっており、このまま公共交通が衰退してしまうと、車の運転ができない市民の日常の足がなくなり、外出が困難になる高齢者が増え、消費の停滞に加え、病気などによる医療費の増大が懸念されます。
■MOVE NEXT UTSUNOMIYAが目指す将来像
高齢者が自立した生活が送れる社会作り、消費を維持する仕組み作り、自由に移動しやすいまちづくりを行うことで、誰もが公共交通と車を上手に使い分けながら、便利に暮らせるまちを目指します。「交通未来都市うつのみや」として、今後開業するLRTや電車、バス、地域内交通、タクシー、自転車、など様々な公共交通が連携して、スムーズに市内を移動できる新しい暮らし方を、みんなで考え創っていくことを推進します。
(出典)
芳賀・宇都宮LRT|宇都宮の将来〜交通未来市うつのみや〜
https://u-movenext.net/future/